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スタッフブログ 社長が現場で日々思う事

今年最初は、いま続々とUPされている、建築系YouTubeについて話をしたいと思います。

建築系
YouTube

私自身、これから家づくりを考える方々(お客さま)は「住宅の知識を蓄えてから、動き出した方がいい……」(知識武装)と新規のお客さまやブログなどでも話してきました。

これは本当に家づくりを成功させるために、お客さまが出来る非常に有効な手段のひとつです。

現にローコストで考えていたお客さまが高性能住宅のメリットの大きさを「知り」「学び」高性能+自分達らしく生活できる家、を手に入れ、いま実際生活してみて「やっぱりこれでよかった……」と言っていただけるご家族もいらっしゃいます。

これが、2020年春頃くらいから、少し様子が変わってきている様な気がします。
新型コロナウィルス(※以下コロナとします)の影響で、この住宅建築業界も「良くも・悪くも」色々なことが大きく動き出しました。
そのひとつが「建築系YouTube」の拡大です。

いままで全国を回って講演活動をしていたような、業界で著名な方々(書籍などを何冊も出されている方々)もコロナ禍で人を集めての講演活動が出来なくなった代わりに、その時間でYouTubeを利用して、それまではプロの実務者向けに講演していた内容を一般の方(お客さま)により分かり易く情報を提供しようとしてくれるようになりました。

中には東大の准教授なども「これから本当に良い家を建てるには……」といった内容のYouTubeをUPしてくれたりもしています。

これはいままで例のないことで、専門的な話が一般の方(お客さま)により分かり易く伝わるツールのひとつとして本当によいことだと私も思います。

私は建築業界でもう30年弱仕事をしていますが、設計業務・施工業務をおこなう「極度の勉強不足」をずっと感じていました。

例えば、現場監督においては⇒
監督とは名ばかりの、ただの工事段取り屋さんになり下ってしまっているので、なにを聞いても解らない……。
二言目には「設計図面にそう書いてある」という答えしか返ってこない状況。

では、その図面を描いている設計士は⇒
すべてを解っているか?というと、それもない……。
間取り、窓配置、空調位置、換気能力その他を自分の経験と勘だけで設計していて、少し難易度が上がるエネルギー計算や構造計算になると、そこは別なところへ出してしまう。(外注だったりもする……。)
こんな状況で設計するので、これもまた質問に対する答えは「そういう結果が出たから」「そう言われたから」といった、何の根拠も解らないまま。

設計終了 → 現場着工 → 引き渡し

こんなことでは施工業者がお客さまにとって、より良い家を、コストを抑えて造る努力など、できているわけがありません。
これがずっと繰り返されているのが現実で、年に数十棟程度新築工事を手掛けている会社でも、こんな状態の家づくりをしている会社が多いというのが事実です。

そんな中、想いを持った、これだけの著名な方々が本当の情報をYouTubeで伝えてくれることは、一般の方(お客さま)にとってはとても良いことで、いままで建築業界の性質(一度家を造ってしまったら基本的には二度とない → もうこの会社には頼まない! → が出来ない → 頼んでしまったら最後)上、想いのない会社が淘汰されない環境が、少し変えられるかも知れません。

ただひとつ、一般の方がYouTubeで家づくりの知識を少し身につけようとした時の注意点(落とし穴)もあります。

YouTubeでは「著名な方々」「各地域で一生懸命家づくりに対して向き合い日々勉強・努力をしている方々」「ハウスメーカーの方々」「各建材メーカーの方々」色々な人が、色々なことを発信しているので、中には私が視聴しても「んっ?」と思うような内容も多く含まれます。

良いことや事実を発信していても、それを視聴している方に伝わり方がズレてしまうと、ただ不安を煽ることにもなりかねませんので、どのYouTubeチャンネルをみてみるか?を少し整理してから視聴する必要があります。

基本的には誰よりも勉強をし、誰よりも現場で計測データを集め、誰よりも試行錯誤し、その中で少しの、時折起こる不具合を対応してきたからこそ、一流(著名)といわれるようになります。

そして、そういった方の設計・施工費は適正料金などで、業界全体の平均から言うと高額です。(特に設計に関しては、そもそもお金をいただける設計がなされていないという事実もあり、サービスもしくは少しの経費程度で設計しているような業者も多いので、その金額差は大きく出てきます。)

一般の方は必ず、このような事実も踏まえて施工業者を選んでいかないと、同じ性能ぐらいなら安い方がいい、と単純な話ではありません……。
それが一般の方(お客さま)も頭のどこかで解っているから、色々な人、色々な会社の話を聴こうとするのでしょう……。

最近は私達三幸住宅にお問い合わせいただけるお客さまの中にも、「YouTubeで○○さんがこう言っていた」「□□さんはこれを使っているみたい」という質問の数が増えてきました。

私は考え方の根拠とともに、キチンと説明をさせていただきますが、あまりその手の質問が続くと「では、その方にお問い合わせになってみたらいかがでしょうか?」と言いたくなる気持ちになります。
ゴール(トータルとして良い性能の家を、コストを抑えて造ること)が同じであれば、そこに向かうルートは人(業者)それぞれなので、そのルートが「○○さんと違う」と言われても、業者は困ります。

そんな質問を数多くぶつけてくる方に限って、結局なにが良いのかそして悪いのか解らなくなるケースが増えてしまいます。

あくまでもYouTubeは家づくりを基本的に間違わないようにするために必要な知識を得る手段のひとつであり、工法やデザインをすべて暗記し、丸パクりするためのツールではありません……。そしてそんなことを経験のない施工業者にお願いすれば、色々なトラブルも起きかねません……。

その辺りは、自分が統合的に気に入って、納得がいく施工業者さんに相談してみたらいかがでしょうか。

では最後に、私自身が「この人達のYouTubeを参考にしてください」と言えるYouTubeチャンネルを紹介して終わりにします。
(複数ありますので、今回はその一部です。)

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

■松尾設計室 松尾 和也さん

やはりこの人、基本ですね。
■ラグジュ 本橋 哲幸さん

本橋さん個人の雰囲気が個人的に好きです。そして聴きやすい。
■構造塾 佐藤 実さん

木構造では、この人以外いないかな……。
■オーガニックスタジオ新潟 相模 稔さん

物言いが職人さんっぽい感じが個人的に好きです。
■Ota建築設計 太田 佳樹さん

テンポ感があって、聴きやすいです。
 
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