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知っていてほしい、防災のこと

今回は、自然災害に対してこれからの住宅の対応の仕方……防災に対してのお話しをしたいと思います。

私達が生活している埼玉県で想定される主な自然災害はというと……
■大地震
■水害(洪水)
■大型台風
くらいでしょうか?
(※万が一、富士山が噴火すれば関東地方はかなりの被害が予想されますが……。)

海がないこと、山間部が少ないこと、1都3県ということで雪も少ないこと、などから埼玉県は自然災害リスクという意味では少ないのか?と思われます。

しかし、日本全国共通した最大の脅威は大地震……。
地震だけは、日本の場合どこに居住していてもついて回るリスクです。
(※今回水害、大型台風の話は次の機会にということで、地震に対しての対策を整理しながらお話ししたいと思います。)

このように言い切れる以上、住宅になんらかの整備をするのは当然で、これから新築を検討・購入するとなれば必須項目です。

いくら高断熱・高気密に拘(こだわ)りをもって造っても……
いくらデザインなどに拘りをもって造っても……

耐震力が計算されていなければ、築年数に関わらず一度の大きな地震によりすべてが失われる可能性が高くなりますし、耐震力を強化することにより、大型台風対策も同時に出来ること(家の強度という意味では)になりますので、特に埼玉県での防災を考えた場合は耐震をメインで考えることは基本でしょう。

そんなことはいまさら当たり前、というご意見もあるかと思いますが、これまで地震に対しての住宅(家)そのものの対応は、耐震等級を高める、ということくらいで、その後のことは各自お客さまご自身で対応してください、というのが施工会社のスタンスでした。

それで本当に「もしも……」の時の備えは万全でしょうか?

 

~ 3.11東日本大震災からの想定 ~

では、この数十年で関東(1都3県)に暮らしている人が実際に体感した地震の中で、最も大きな地震である2011年3月11日から数週間、人々の暮らしにどんなストレスがかかったのか?大まかに時系列で追っていきましょう……。

■2011年3月11日14時46分 三陸沖(宮城県沖)でマグニチュード9.0という大地震が発生

関東地方では震度5強・5弱・4程度の揺れを観測

■主な被害
・瓦などの屋根材の脱落、破損
・外壁のヒビ、破損
(※ひどいものになると、古い建物の倒壊や窓ガラスの脱落、破損などに至りました。)

地震発生後、震源である東北の状況が昼夜を問わずテレビ・ラジオで報道され、関東とは比べものにならない現状に冷静には居られない人々も多く居たでしょう……。

それから少しだけ時間が経つと、当然のようにこの先の不安が人々を襲います。
・食料品の不足(コンビニ、スーパーの陳列棚からものがなくなる)と買い占め
・ガソリンなど燃料の極度の不足により、ガソリンスタンドは休業

そんな状態がどれくらい続いたでしょう……。

更に時間が経つと、知らず知らずに関東では日常が戻り始め、ストレスのピークは過ぎ去りました。
(※建物の補修、補強が完全に終了したのは私の知る限り、1年半~2年くらいは掛かったと思います。)

3.11の時は現在生きている人々のほとんどが、生まれて初めての経験と言ってもいいくらいの出来事だったのですが、もし同じような地震が今後起きた場合はどうなるのでしょうか?

人は一度経験したことに対しては、対応が早くなります。

関東地方以外でまた同じような地震が起こったとしても、物(生活物資)が不足するスピードはより早くなることが予想されますし、もしこれが関東付近(日本の中枢部)を震源とするような地震が起きれば事態は数倍深刻になります。

自然相手のことなのでどうにもならないことはありますが、せめて震災直後1週間~2週間は少しでもこころにゆとりを持って、冷静に考えられる状況が作れたら、自分の家族・大切な人だけでも心的ストレスを和らげてあげることが出来るでしょう……。

こんな考え方で設計・プランニングしたのが

(※2022年1月下旬発売予定)
三幸住宅が考える防災対応型住宅は、一般の方にも手が届くレベルでのフル装備を標準としています。
対応災害 大地震、水害、大型台風などによる長期の停電、食料不足、物資不足など。

■停電時でも日中は太陽光発電の自律運転が出来るということで、
・エアコン1台
・冷蔵庫
・テレビ
など選んで動かすことが可能

 1週間~2週間分
食料 1週間~2週間分(お米・パン・お菓子)
簡易トイレ 2週間~3週間分
カセットコンロ 1週間~2週間のお食事分
携帯充電用モバイルバッテリー 大容量1台
蓄電池ランタン 2セット

その他必要となる備品
・ゴミ袋
・各ウェットシート
・多目的ランプ
・長期保存ボディタオル
などなど

自動車の対応について
万が一の長期停電の際には、設計仕様標準の2口EV専用コンセント(200V/16A)が使えませんが、太陽さえ出ている状態であれば自律運転非常用コンセント(100V/15A)による充電も可能です。

時間は掛かりますが、上手に使えばかなり有効だと思います。

※もしいまお乗りの車がガソリン(ハイブリッド含む)車またはディーゼル車であっても、つぎにお買い換えの時は、ご家族で1台はEV車もしくはPHV車の購入をお勧めいたします。

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