現場で決めるあの位置・この位置
スタディスペースのWEB記事で三幸住宅の事例が紹介されました。
家づくりの後悔のひとつとしてよくあがるもののひとつに、コンセント位置があります。深く考えていなかった!という場合ばかりだけでなく、熟慮を重ねたつもりが、それでも「ここに作っておけばよかった…」となるのが難しいところです。
スタディコーナーといえば明かりや携帯充電、ちょっとした工具などを使う可能性もあります。コンセント位置を机の下に取った方が目立ちませんが、コードの取り回しを考えると上にも欲しくなりますね。とはいえそこらじゅうに作ると見た目が美しくなかったり物が置けなかったりというデメリットも。
三幸住宅では、コンセントの詳細位置は施工が進んでからお施主様と現場で決めていきます。手の長さや椅子の高さなどいろんな要素が関わるところですから、お施主様が図面だけで想像するのはとても難しいです。ちょっとした10cm、5cmが思いのほか大切で、こうしてよかったと思える家づくりにつながると考えています。
(家を建てる時はどこでもこういったことができるかというと、実際は少ないかもしれません…家づくり検討中の方は確認してみてくださいね。)
もちろんコンセント位置だけでなく、水回りやカウンター、棚の位置・高さなども現場で棟梁と相談しながら作っていきます。『思ってたのと違った』が生まれないように、出来上がっていく自分の家で実際に検討できる家づくりの楽しさを味わっていただきたい。心からそう思っています。
こちらは水回りをお施主様と健闘している場面です。家族が使いやすく、バケツの出し入れも水道の蛇口とぶつからない洗い場の高さを検討しています。
前の記事へ
« 恩師からのメッセージ次の記事へ
2023 新年のご挨拶 »