恩師からのメッセージ
広報梅野です。
11月に実施致しました完成見学会に、大工3年目の松田さんの恩師がいらしてくださいました。7年前、中学時代の担任とのこと。(書きながら松田さんの中学時代がたった7年前ということに改めて眩暈がしましたがそれはさておき)
成長を見守ってくださる方がいるのは本当に嬉しいですね。お客様の実邸で恩師に仕事を見てもらうとは、松田さんも職人冥利に尽きる時間だったのでは。
その後母校の学年通信にその日のことを書いてくださったとのことで、さすが先生、素晴らしい記事をいただきました。許可を得てこちらでご紹介します。ぜひ読んでみてください!!
(画像の下で文字に起こしています。web掲載にあたり、改行のみ加えさせていただきました)
『P.S前号に引き続き【卒業生シリーズ 第2弾】』
7年前、〇〇中での初めてのクラス3年1組に彼女はいた。三者面談で「大工になりたいので、建築家に行きます」と言っていた。そのときは「将来俺の家を造ってくれよ、タダで(笑)」なんて冗談を言っていたことも懐かしい。今彼女は三幸住宅というところで働いていて、手がけている家の展示会に足を運んだ。
手がけていると言ってもまだまだ修行中の身(3年目)だから多くを任されているわけではないけれど、「これは私が作りました!」と言っている顔はどこか誇らしげだった。立派に働いている姿は嬉しかった。家の機能や造りを説明しながら、自分の仕事と会社に誇りを持っているのが伝わってきた。素敵なことだ。こんな人に家を造ってもらったら幸せだろうな。適当に仕事をする人も多い中で、そんな気持ちを持っている彼女はもはやプロだと思った。
会話の中で「やっぱり腕(技術)が大事だよな!」と僕が言ったら、すかさず「腕と思いです!」と返してきた。腕だけであっても、思いがなければいい仕事にはならない。逆もまた然り。それはどんな仕事でも同じだ。相手に寄り添い、そのために自分の技術を使う。腕と思い。いい言葉だ。僕もそうありたいと思っているけど、改めて教え子から教えられました。いつか棟梁になったら家を頼みたいと思える、そんな職人になっていました。
教え子の上司になる三幸住宅の社長さん(右から2番目)とも話をすることができました。教え子もまあまあ頑固でクセのある子ですが(笑)、さすがその上司にあたる社長さんはクセと業の塊のような人でした(いい意味ですよ!)。思いやこだわり、仕事への熱量やプライド。プロ中のプロ。短い時間の中でもそれが伝わってきて、こんな上司の元で働けている彼女はこれから間違いなくいい職人になると思いました。
社長との会話の中で、「仕事を始めて最初の5年間、どこで働くとか、どんな職種だとかではなくて、誰と働くか、誰に教わるかが大事なんだよ」と言っていた。その通りです!僕も出会いや縁に恵まれてきた方だとは思うけど、振り返ると厳しくも温かく指導してくれた人が多かったです。自分の為に厳しいことを言ってくれる人って貴重です。厳しく育てることってエネルギーがいるから。会いですね。君たちにはそれに気づける人であってほしい。気づけなければどんないい縁も見逃してしまうことになるから。
今回見に行けて本当によかったです。君たちとは6歳しか離れていません。6年後に君たちはどんな人になっているのでしょうか。この先輩の姿が、少しでも君たちに刺激になれば幸いです。ちなみに、一番左の子も同じクラスにいた教え子です。家を見に行くときに、おじさんが若い女の子と家を見に行く状況に周りからどう思われるかドキドキしました(笑)教え子ですので。さらにちなみにですが、この話を–先生にしたら、今回見に行った家は、–先生の同級生が建てている家ということが判明!テルアキビックリ!これもまた縁ですね。
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先生、思いの詰まった記事を本当にありがとうございます!
お施主様とのつながりがあったとは、本当にご縁ですね。家づくりに関わっていると、この縁を感じずにはいられない場面によく会います。ご見学にいらしてお話した時間は1時間程だったかと思いますが、その中で社長の人柄が正しく伝わっていることにも思わずウンウンと頷いてしまいました(いい意味ですよ!)。お越しいただきありがとうございました。また是非足を運びいただければ嬉しいです。
三幸住宅では家づくりに関心がある方にはぜひ見学会で実邸を見ていただきたいと考えております。それは見た目やデザインではなく、その空間に入るからわかることがたくさんあるからです。次の完成見学会も2023年1月中旬に予定しております。詳細は近日HP・SNSでお知らせします。お楽しみに!
広報部 梅野
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