今年最後は2021年の総括と、2022年、年始めの見楽会についてお話ししたいと思います。
2021年は日本国内でもいろいろ大変なことが続いた年でしたが、私達三幸住宅にとっても、一生忘れられない様なことが起こりました。
2021年3月〜4月頃、業界に急に飛び込んできた話……。木材の高騰、通称「ウッドショック」です。
私達も最初はよく理解できなかったこともあり少し甘く見ていましたが、この時点で「年内には何倍くらいになるだろう……」と言っている業界の方もいらっしゃいました。
結果、今月12月で木材自体はほぼ倍、内地材(国産材)に関しては少し値段が下がっているものもありますが、今度はベニヤ類の品薄・高騰、金属類・コンクリート、その他建材の値上げなど、まだまだ不安定です。
そもそも住宅建材だけでなく、ガソリンをはじめ食品・衣類・雑貨などあらゆるものの値上げ……。
半導体不足による家電や車、太陽光パネル、その他いろいろなものの納期遅延など、人々の暮らしや経済にとても大きなダメージを与えていることはみなさまもご存じかと思います。
元を辿ればこれらの引き金になっているのは、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的蔓延です。
ということは、このウィルス感染症が世界的に沈静化しないとすべての安定には繋がらないということになりますが、それまで「子どもの成長」「仕事の状況」「家族の日々の暮らし」を止めることは出来ませんから、いろいろな家族の事情とタイミングで来年、再来年に家の購入を考えている方々も少なくないと思います。
「こんな時に……」といまは控えるといった選択もあると思いますが、世の中の状況すべてが、時間が経てばコロナ前同様に戻るという保証もないですし、戻るとしてもそれが5年先なのか10年先なのかは誰にも分かりません……。
私達は少しでも未来を見据えた良い家づくりをご提案することが仕事です。
みんな平等に与えられた時間と環境の中で、お客さまが思い描いたライフプラン通りに暮らしていきたいと願うことに対してのお手伝いを、家づくりを通してサポートするというのが使命だと思っています。
こんな時だからこそお客さまがより納得してお金を掛けられるように、できる限りの情報(補助金なども含めて)や実データ・計算の根拠を元にした提案をすることがとても大切なことだと感じております。
ということで2022年、1月と2月の見楽会のご案内をさせていただき、今回は終わりにしたいと思います。
今年も1年いろいろな出逢いがあり、笑ったり、悩んだり……がありましたが、みなさまありがとうございました。
それでは、よいお年をお迎えください。
~ 1月 15・16日 ~ 【構造見楽会】