ブログ一覧


【土間リビングの家】 ご紹介

今回はお引き渡し完了物件の「土間リビングの家」をご紹介します。

【住宅スペック】

平屋建て 104.34m2(31.5坪)
UA値 0.32 W/m2K
Q値 1.39 W/m2K
C値 0.15 cm2/m2(中間測定時)
  0.2 cm2/m2(竣工時)
第一種熱交換型 換気設備

 

 

■出会い

このお客さまは、旦那さまのご実家を十数年前にリフォーム工事させて頂いたときからのご縁(当時旦那さまは高校生、私達にとってはお客さまの息子さんという関係)で、「いつか家を建てるなら三幸住宅で……」と思っていただいていたとのこと。

それから十数年を経て……
ご結婚・そしてお子さまも一人お生まれになっていたこと、奥様のご実家の土地を建築予定地として譲っていただけること、など、いろいろなタイミングで家づくりを思い立って、私共、三幸住宅へご連絡いただきました。

お客さま自身も奥様の土地があるということで、トントン拍子に家造りが進むと思われていたようですが、いざ家造りを始めようとその土地のことを色々調べると、上水道や下水道の条件で問題があり、一時はその土地を使った注文住宅での新築は諦め、周辺で建て売りを検討しようか?という所までの話にもなりました。

※このケースはわりと多いのですが、実家所有の土地があるからといって、どこでも家が建てられるわけではありません……。
建築不可の土地もあれば、擁壁や上水道の引き込み、排水先がないなど時間と大きなコストがかかる場合がありますので、注意が必要です。

私達としてもご予算面も含めて、お客さまに限度を超えて無理をしていただくのは本意ではないので、いろいろな検討と話し合いをしてきました。
たまたまさいたま市エリアということもあり、建て売りを買っても高額になること、その他いくつかの偶然が重なった結果、やはりご実家の土地を譲り受け、その土地に注文住宅を建てるという所に決着しました。

 

■設計コンセプト

プランニングの段階では、ご夫婦これといった強いご要望もなく、最新の家というものはどの様な仕様なのか?ということもほとんど解らないまま動き出しました。
(※三幸住宅以外で家を造る気がそもそもなかったため、良くも悪くも情報不足でした。)
受注させていただいた経緯はどうあれ、私達三幸住宅が手掛けさせていただく家なので高性能が標準となるのと、共働きというご夫婦の生活を少しでも楽なようにするイメージをしながら、ヒアリングを重ね、基本的には設計側主導で提案をしていきました。

 

[STEP 1] 土間リビング

メインコンセプトに土間リビングを採用することにしました。
これは現在平屋を中心に増えてきているものですが、
利点①
南側に土間を配置することにより、冬の太陽光エネルギーの蓄熱が出来る。(夏は外付けシートなどでしっかり遮断する。)

利点②
土間部分が玄関ホールを合わせた面積で12帖5分あるため、この部分でいろいろなことが楽しめます。
・ロードバイク、スキー、スノーボード、釣り、その他趣味用品、道具のメンテナンス
(ちなみにご主人様の趣味はバスフィッシング)
・水濡れの心配があるような用途、作業
(プランターなどを上手に使い、観葉植物を育てるなどにも最適)

 

利点③
目隠しを兼ねた収納を多く、後配置することで後々の家族構成の変化に対応出来る可能性のあるプランニングが出来ます。
(※もちろん大地震対応として留め付け固定してあります。)

 

 

[STEP 2] 東西に長いプランニング

この土地の形状が東西に長いので、パッシブ的に考えるとかなり有利な立地……
この要素を使わない手はないので、できるだけ希望に近い間取りになるようにプランニングしていきます。
こんな形状の土地の場合、耐震と太陽光取得が容易に出来て設計はかなり楽です。

 

[STEP 3]

東西に長いプランニングなので、自ずとDK(ダイニング・キッチン)は横方向の動線になります。
I型キッチンに平行してダイニングテーブルを配置……
キッチン正面にダイニングテーブルを配置したプランニングにより、少し配膳が楽なのと、キッチンで作業している人の動きが目に入りにくいので、落ち着いて食事をすることが出来ます。

 

[STEP 4]

玄関を入ってすぐの場所に手洗いを設け、その流れの動線に土間トイレを設置
30坪を超え、家族が3~4人以上の場合は平屋でもトイレは2箇所がいいので、1つは土間、1つは室内というプランニングになっています。

 

[STEP 5]

将来お子さまがもう1人増えることを想定しているので、LDKの続きとして6帖(収納付き)を設け、その子が個室を使うときまでの期間はLDKの一部として広々使い、成長に合わせて間仕切りをする設計にしています。
(※ちなみにこの建物のお引き渡しからまもなく第二子誕生)
(※とにかく間取りは可変性の多様化が大切)

まだまだありますが、こんな考え方で仕上がった「土間リビングの家」
全体と夜の風景を紹介して、今回は終わりたいと思います。

 

太陽光パネル 13.5kw搭載(パワコンにて10kw以下に)

 

 

玄関周りの目隠し収納、この目隠しは(コート掛け、シューズクローク、LDK~の収納)多様な収納となっています。(木部化粧板、ウエスタンレッドシダー)

 

 

トイレ、脱衣、ユニットバス

■夜の風景

 

 

 

 

 

 

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2020 川越市で注文住宅を建てるなら工務店の有限会社三幸住宅. All rights Reserved.